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雑木と山野草の庭
F邸は30年程経過しているお庭のリフォームでした。貝塚イブキ・サザンカ・ネズミモチなどがうっそうと茂り重たい印象のお庭を風が流れ、冬には陽光が差し込み、夏は緑で覆われ室内とのつながりのある、楽しめるお庭にして欲しいというご要望でした。
Fさんがかなりの「石好き」ということもあり、各エリアに自然石を使い、デザインしました。メインガーデンにはグレーの砂岩でテラスを、玄関前のアプローチ・西側通路には花沢石を乱貼り・飛び石で、北側になる裏庭は暗い場所なので明るい色調のインド砂岩でテラスを作りました。植栽はメインガーデン・西側通路は緑の色・葉の形が楽しめ、お花は主張しすぎない山野草がお好みということで、グリーン主体で落ち着きがあり、四季折々の山野草が楽しめるさりげない印象の植物を選びました。
逆に裏庭は暗くなりがちな場所でしたので、明るい印象になるよう日陰に強く華やかな雰囲気の洋風の植物を選びました。黄色の葉や班入りの葉が効果的に明るさを演出しています。
その他、メインガーデンには気軽に室内からお庭に出て楽しめるように屋外のもう一つの部屋として、パーゴラ付ウッドデッキを作り、建物とのつながりをもたせています。
メインガーデンは和の雰囲気を意識してデザインしました。ガーデンライト(ハブモリオ作)もそれに合わせたデザインになっています。
Fさんのご要望も沢山盛り込むことができ、毎日お庭での時間を楽しまれているそうです。
